金投資を考えたきっかけ
株式投資を少し勉強し始めたころ、私はこんなことを考え始めました。
「株式への投資ばかりを考えていてよいのだろうか。
世の中のは株式以外に投資対象はたくさんある。」
「しかし現在の預貯金では、不動産投資などまとまった資本が必要な投資先は難しい」
「リスク分散のために株式投資以外でなにかおもしろい投資対象はないか」
そんななか、比較的定額から投資できて、リスク分散の役割も果たすのではないか
と考えられる投資対象と出会います。
それは安全資産、金への投資。
直近の数十年金の価格は右肩上がりを続けているようですし、
コロナなどの不況の際、下落した株式価格と比べ、安全資産として金は買われ、価格が上昇しました。
そんな金への投資っていったいどうなんだろうか。
金の価格の推移や保有のメリット・デメリットを調べてみました。
金価格のこれまでの推移
直近の金の価格は前述のとおり右肩上がりなのですが、ずっと右肩上がりなのかというと、そうではありません。過去40年の金の価格推移を見ると、1970年代のオイルショック後に急騰しましたが、1980年代には急落しています。その後は比較的安定して推移し2000年代に入ってから、再び上昇傾向にあります。特に、2008年の金融危機後から2010年代にかけては、金価格が急騰しました。
直近の数値だけに目をやると金の価格は右肩上がりであり、投資対象として価値があると考えられますが、過去40年にわたってさかのぼると、金が安全資産であるのかというと疑問符が付きます。
金に投資するメリット
リスクヘッジになる:金は、世界的な経済不況や金融危機時に安定的な避難先となることがあります。株式や債券などの投資対象が不安定になった場合、金を投資することでリスクヘッジができます。
インフレヘッジになる:金は、インフレーション(物価上昇)が進行した場合、その価値を保つことができます。インフレヘッジの一つとして金を投資することができます。
分散投資になる:金は、株式や債券などの他の投資対象と比較して、相関性が低いことがあります。そのため、投資ポートフォリオを分散させるために金を投資することができます。
金に投資するデメリット
価格変動リスクがある:金価格は、世界的な景気減速や政治的・社会的な不安定要因などにより影響を受け、変動することがあります。
購入手数料の問題:金を購入する場合、その購入には手数料が必要になります。大した手数料でなければよいのですが、少額で金を購入する場合、この手数料が結構バカにならないようです(現時点であくまでわたしが調べた範囲ではですが)。
けっか
金のことを調べる前は、安全資産と言われている金は、投資をするうえで大きな投資対象の一つとなりうるのではないか。と考えていたのですが、少し調べてみると単純に“買い”ではないようです。 私としては、今回は金の購入には踏み切りませんが、今後は金の価格を追いながら、チャンスを見計らっていきたいと思います。